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CHALLENGE to the FUTURE 未来への挑戦

未来への挑戦

SURGERY 4.0 次世代の医療革新に向けて

Surgery1.0は従来の外科手術、Surgery2.0は低侵襲な外科手術を指します。
外科手術は現在、術者が同一の手術室でロボットを操作するSurgery3.0の段階にあります。

デジタルサージェリー時代

サイバー空間の医療イメージ

これからはSurgery4.0の時代と言われています。
物理空間の手術ロボットから得られる情報をサイバー空間で集積し、人工知能などを活用して手術トレーニングや安全性評価、一部手技の自動化などに利活用するものです。

そのためには、手術ロボットから得られるデジタルデータの集積が重要となります。

リバーフィールドの手術支援ロボットは、独自の空気圧制御技術の実装によって、ロボット鉗子の把持力や接触力の情報を正確に得られることを特徴としています。これは現状他社の手術ロボットにはない機能です。

データ集積・解析と暗黙知の見える化

手術中に得られる内視鏡画像と手術ロボットの動作データに加えて、把持力などの力覚情報を解析することで、名医の匠の技、つまり暗黙知の見える化が可能となります。

力覚のデータ分析

力の加減は見ているだけではわかりませんし、若い医師に直接伝えられません。
しかし、ロボットで得られたデータを収集・解析した情報をトレーニングに活用することで、若手医師のスキル向上を助けることが期待されます。

知能化・高機能化の実現

また、自動車では自動運転の実用化が進んでいますが、同様の流れが手術ロボットにもあります。
より安全で安心な手術の実施のために、手術ロボットにおける手技の一部自動化や危険とAIが判定した場合に動作を停止するなど、様々な新機能の実装が見込まれます。
このように、リバーフィールドの手術ロボットにおいても、知能化、高機能化の実現を進めています。

さらに、単に手術ロボットを開発して提供するだけでなく、ロボットから得られる様々な情報の集積と解析によって、治療における術前、術中および術後の包括的な支援を提供することを目指しています。

INDUSTRIAL FIELD 産業領域への挑戦

ソフトロボット開発

ロボットハンド食品を把持イメージ

高齢化社会の到来、人口減少による人手不足などの課題解決のために、人との協働ロボットのニーズが益々高まると考えます。
そのようなロボットは、安全性の観点から柔らかさが求められます。

また、食品などを把持する際には柔らかいロボットハンドが有効です。
このような背景から、ソフトロボットの研究開発が世界的に活発となっています。

リバーフィールドには、空気圧でやわらかさを自在に制御する技術があります。
この技術は、手術ロボットにおいて臓器を柔らかく把持する際に有効なだけでなく、他のロボットにも応用展開できる共通基盤技術です。
大学発ベンチャーである強みを活かして、大学では柔らかい対象物を壊すことなく把持できるロボットハンド、農作業を補助するロボット、押しつけ作業を支援するロボットや、人の動作を支援する装着型ロボットなどを研究しています。
装着型ロボットでは、軽量で柔らかさを有する空気圧ゴム人工筋を用いています。

総合ロボットメーカを目指して

空気圧制御の関節部

また、ロボット鉗子は細径で精密部品です。これらの技術は配管内の探査ロボットなどにも展開できます。
これら大学で培った先端技術をリバーフィールドで素早く技術移転できることも強みとしています。

リバーフィールドでは、精密なメカ設計、それを動かす制御技術、医療機器で培った安全性を保証する製品化まで、一気通貫でロボットを開発できる体制が整っています。
すでに株主の企業と、医療分野以外での適用を目指した空気圧駆動ロボットの研究開発を進めています。
将来的には総合ロボットメーカとして広く社会貢献することを目標にしています。

SOCIETY 5.0 人とロボットが共創する社会

Society 5.0(ソサエティ5.0)とは

サイバー空間(仮想空間・デジタル世界)フィジカル空間(現実世界)を高度に融合させたシステムによって、経済発展と社会的課題解決を実現する社会のことで、近未来の社会構造であると提唱されています。

次世代への革新

人とロボットが共創

「Society 5.0(ソサエティ5.0)」の社会では、5Gや6Gといった超高速通信回線の発達や、AI(人工知能)や機械学習・ディープラーニングが更に進歩し、人とロボットが共生し、共創していく社会(=自動化や遠隔操作、自律的駆動)が現実のものとなると考えられます。

Surgery4.0でも触れましたが、リバーフィールドはそのような未来の実現にも照準を合わせて、空気圧制御を活用したロボット開発を進めています。

人とロボットの共創

  • 遠隔での触診・診療


    【=遠隔操作技術、力覚フィードバック、力覚データベース、ソフトロボティクス】
  • ロボットやAIによる診察・診断


    【=力覚フィードバック、力覚データベース、ソフトロボティクス】
  • 仮想空間(VR・AR)を活用した診断やトレーニング


    【=遠隔操作技術、力覚フィードバック、力覚データベース、ソフトロボティクス】
  • 装着型のアシストロボット


    【=遠隔操作技術、力覚フィードバック、ソフトロボティクス】
装着型アシストロボットのイメージ

上記はあくまでもいくつかの例ですが、このような展開を視野に入れて開発を進めています。大学との共同研究や企業との共同研究も積極的に推進して、Society 5.0の社会に貢献していく所存です。