リバーフィールドがコア技術として研究開発する「空気圧」は、人間を超えるような大きな力を出せないというデメリットがありますが、ソフトロボティクスの観点では、むしろメリットになります。
人間の関節や筋肉は、柔らかくしなやかな動きを無段階で行うことができますが、電気駆動のギアではその再現は困難となります。
遠隔操作や人間との共同作業において、その「人間らしい動き」を再現できるかどうかは、導入領域に大きな影響を与えます。
手術のような繊細な作業の場合、人の手の動きをより正確に再現できなければ、常に危険と隣り合わせの状況になってしまいます。
柔らかく繊細な動きを得意とする空気圧制御は、人間の動きを再現するには最も適していると考えています。
手術時に鉗子が触れる臓器は、非常に繊細であり生命に直結する重要な器官です。
医師が手術をする際に最も神経を使う事柄のひとつが、臓器を「握る」「触れる」「引っ張る」力加減だと言えます。
電気駆動のギアではその繊細な動きは難しく、更に力覚を感じることができない機器では、そのコントロールは更に困難になります。
リバーフィールドが空気圧制御にこだわっている理由は、手術のリスクを最低限に抑えつつ、これまで限定的だった手術のロボット支援の可能性をより大きく広げたいからに他なりません。
ロボット駆動には不向きであると言われる空気圧制御をあえて導入してきたのも、空気圧制御による柔らかさと繊細さが、医療現場には必要不可欠であると考えているからです。
リバーフィールドのコア技術である「力覚フィードバック」は、繊細な力加減の再現に最重要な技術の一つです。
リバーフィールドが常に考えているのは「人に寄り添えるロボット」であるということです。
危険が隣り合わせでは人とロボットの協調作業は難しいものとなるため、その危険性や清潔性を追求することが重要であると考えます。
外科手術などにおいては、複数の助手や看護師などが同一空間で密接にオペレーションをしなければならないケースが多く、怪我や事故は絶対に許されるものではありません。
医療機器リスクマネジメントの国際規格であるISO14971に則ったリスクマネジメントを実施し、十分にリスクを低減した製品を提供いたします。